アスレティックトレーナー
(公財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーとは?
(公財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーは、我が国で初となる公的なアスレティックトレーナーの資格です。
1994年の制度化以降、2022年10月時点で約5,200名が認定(うち愛知県約260名)を受けており、競技スポーツからレクレーションスポーツまで、幅広いスポーツの現場で積極的な活動を行っています。
(公財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの役割
(公財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーは、スポーツドクターをはじめコーチ等との緊密な協力のもと、1)スポーツ活動中の外傷・障害予防、2)コンディショニングやリコンディショニング、3)安全と健康管理 、および4)医療資格者へ引き継ぐまでの救急対応という4つの役割に関する知識と実践する能力を活用し、 スポーツをする人の安全と安心を確保したうえで、パフォーマンスの回復や向上を支援する指導者です。
その指導対象は、日本代表やプロスポーツ選手などとして活動する競技者のみならず、地域スポーツクラブ、学校・大学等の運動部活動、民間スポーツ施設、地域のスポーツセンターなどでスポーツ活動をするすべての人々です。
(公財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーになるには?
(公財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーになるには、試験に合格する必要があります。受験資格を得る方法として、各都道府県の体育(スポーツ)協会や、日本スポーツ協会の加盟競技団体から推薦を受けて養成講習会を受講するコース(養成コース)と、カリキュラムが認定された学校(専門学校、短大、大学)で必要科目を修得するコース(適応コース)があります。養成コース、適応コースともに、同様の理論試験、実技試験を受験することになります。
養成コースの講習会や、適応コース認定校で習得する必要がある科目は次のとおりです。
(1)共通科目(150時間:集合講習及び自宅学習)
グッドコーチ(日本スポーツ協会公認スポーツ指導者)に求められる人間力 |
---|
グッドコーチに求められる医・科学的知識 |
現場・環境に応じたコーチング |
(2)専門科目(600時間:集合講習及び自宅学習)
JSPO-ATの役割 | 30h |
---|---|
安全・健康管理とスポーツ外傷・障害の予防 | 90h |
コンディショニング | 90h |
リコンディショニング | 90h |
救急対応 | 60h |
検査・測定と評価 | 30h |
人体の解剖と機能 | 60h |
スポーツ科学概論 | 90h |
スポーツ医学概論 | 60h |
(3)現場実習(180時間)
見学実習 | 30h |
---|---|
総合実習 | 150h |
詳細については(公財)日本スポーツ協会のホームページをご覧ください。
お知らせ
愛知県アスレティックトレーナー連絡協議会では、会員相互の連絡を図るとともに、アスレティックトレーナーに関わるスポーツ医・科学を研修し、広く本県のスポーツの振興と競技力の向上に寄与することを目的として研修会等を開催しています。
詳細は愛知県アスレティックトレーナー連絡協議会事務局(aichi_at@yahoo.co.jp)までお問い合わせください。